WindowsアプリケーションのUIとしてFLASHを使う方法
8月 21st, 2008 Posted in C++, Flash最近はAIRなんかが出てきて、デスクトップアプリのUIをFLASHで表現することが簡単になりました。
が、AIRではセキュリティに考慮してか、いろいろと制限があります。例えばレジストリがいじれないとか、デバイスが使えないとか。
まあそれはいいとして、WindowsのアプリケーションのUIとしてFLASHを使えれば、裏ではごりごりめんどくさいことやりつつも、UIはFLASHでステキな感じにできたりしますよね。
そんなわけで、WindowsアプリケーションのUIとしてFLASHを使う方法を解説します。
環境
開発環境は、VC6を想定しています。ボクの環境がVC6なので・・・。
Flash Playerは6以上で動くことを確認しています。今のバージョンが9とか10なので、まあ問題ないと思います。ActionScriptは2で確認しています。3もたぶん大丈夫だと思います。
WindowsアプリケーションとFlashの連携イメージ
わかりにくい絵で申し訳ないですが、以下がWindowsアプリケーションとFlashの連携イメージです。
CWnd派生のCShockwaveFlashというクラスにFlashを貼り付けます。このCShockwaveFlashは、後で説明するFlashのOCXを挿入すると勝手に作られるクラスです。このクラスがFlash(SWF)と通信します。
FlashからWindowsへの通信は、ActionScriptで
-
fscommand( param1, param2 );
をコールします。するとWindowsアプリケーション側の指定したコールバック関数に飛んできます。このコールバック関数には、command=param1、args=param2という引数がくるので、commandごとに処理を分けることができます。
WindowsからFlashへの通信は、CShockwaveFlashの関数をコールすることによりFlashを制御できます。しかし細かい制御は難しいと思います。FlashとWidnowsアプリケーションで担当する役割をうまいことわけて実装する必要があります。
Windowsアプリケーション側からFlashの文字列を変更するために、
-
SetVariable("v_text1", "テスト");
が使えます。v_text1というのはActionScriptの変数です。文字列以外のクラスやArray、MovieClipなどを直接制御したり、値を設定したりなどはできないようなので、SetVariableをうまく使って制御することになります。
VC6のプロジェクトにFlashを埋め込む方法
- テキトウにVCのプロジェクトを作ります。
- メニュー-[プロジェクト]-[プロジェクトへ追加]-[コンポーネントおよびコントロール]より、[コンポーネントおよびコントロール キャラリ]ダイアログが開くので、[Registered ActiveX Controls]を開きます。
- [Shockwave Flash Object]を選択して[挿入]ボタンをクリックします。
- [このコンポーネントを挿入しますか?]で[OK]をクリックします。
- [クラスの確認]ダイアログで、ファイル名など問題なければ[OK]ボタンをクリックします。
- [コンポーネントおよびコントロール キャラリ]ダイアログを閉じます。
この段階で、CShockwaveFlashクラスがプロジェクトに追加されています。
Flashを貼り付けるCWnd派生のクラスを作成します。ここでは仮にCFlashWndとしておきます。CFlashWndに次のような関数を作ります。
-
BOOL CFlashWnd::AddFlashWindow(CString strSwfPath)
-
{
-
//初期化
-
::OleInitialize(NULL);
-
-
//---- Flash Ctrlを作成します
-
DWORD dwStyle = WS_CHILD|WS_VISIBLE;
-
UINT nID = IDC_SAMPLEWND;
-
CRect rc;
-
rc.SetRect(/*Flashの表示位置・サイズを指定する*/);
-
if( m_flashWnd.Create( NULL, NULL, dwStyle, rc, this, nID ) == FALSE ){
-
return FALSE;
-
}
-
-
//FlashCtrlウインドウにSWFを読み込む
-
if( !strSwfPath.IsEmpty() ){
-
m_flashWnd.SetMovie( strSwfPath );
-
m_flashWnd.Play();
-
m_flashWnd.SetMenu( false ); //右クリックメニューを抑制
-
}
-
-
//FlashCtrlウインドウをwindowにFitさせる
-
if( IsWindow( m_flashWnd.GetSafeHwnd() ) ){
-
CRect rcClient;
-
GetClientRect( rcClient );
-
m_flashWnd.MoveWindow( rcClient );
-
}
-
-
return TRUE;
-
}
CFlashWnd.hには次のメンバを定義します。
-
private:
-
CShockwaveFlash m_flashWnd;
これで、CFlashWndを
-
ShowWindow( SW_SHOW );
してやればFlashが表示されるはずです。
WindowsアプリケーションとFlashの通信
Flashに文字列を渡すときは、次のように書きます。
-
m_flashNews.SetVariable( "key", "value" );
Flash側で"key"という変数を用意しておくと、keyの値が"value"となります。Flash側のEnterFrameで"key"を監視しておくと、値がセットされたことがすぐにわかります。
Flashからのイベントを受け取るには、コールバック関数を指定します。
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BEGIN_EVENTSINK_MAP(CFlashNewsWnd, CWnd)
-
//{{AFX_EVENTSINK_MAP(CFlashNewsWnd)
-
ON_EVENT(CFlashNewsWnd, IDC_NEWSWND, 150, OnFSCommandShockwaveflash, VTS_BSTR VTS_BSTR)
-
//}}AFX_EVENTSINK_MAP
-
END_EVENTSINK_MAP()
ここでは、OnFSCommandShockwaveflashという関数にコールバックが飛んでくるようにしています。
-
void CFlashNewsWnd::OnFSCommandShockwaveflash(LPCTSTR command, LPCTSTR args)
-
{
-
CString com = command;
-
CString arg = args;
-
-
switch( com ){
-
case "key1":
-
// key1の時の処理
-
break;
-
-
case "key2":
-
// key1の時の処理
-
break;
-
-
default:
-
break;
-
}
-
}
たぶんこれで動くと思いますが、もし動かなければコメントなどください。

